薄明
07/05/01
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コルダ小話
彼らの音楽は世界を幸せにする。
それは彼らが音楽を愛し、人を愛し、世界を愛し。
・・・・・・そしてお互いを愛しているからだ。
曲が終わり楽器をおろすとふたりは目を合わせて微笑みあった。
その時、もう俺の目には見えなくなったはずの妖精たちがふたりの周りをきらきらと飛び回ったように見えた。
そして気づいた。
彼らは音楽に選ばれたんだと。
俺は音楽を選ぶしかなかったんだと。
そこにはどれだけの差があるのだろう。
その答えを見せ付けられるのが怖くて、聴衆の拍手に穏やかに応えるふたりから目をそらし逃げるようにその場を離れた。
音楽はまるで呪いのようだと言ったのは誰だったか。
まさか自分がその呪いに絡めとられようとは思ってもみなかった。
たとえ選ぶしかなかったことだとしても、自分はもう音楽から逃げられない。
王崎×日野+月森
王崎先輩と香穂子が天才なら月森は秀才だよね。という話。
ちなみに呪い発言は柚木様がとあるイベントで香穂子に言います。
なんでお前が知ってんだ、月森。
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